おっとっと冬だぜ

広義の意味では日記だが、狭義的にはゴミ置き場

好きな手品はマッスルパス

今週のお題「ハロウィン」

「好きなマジックは何ですか?」


これは、年齢や出身地、血液型を聞くのと同じくらい人となりを知る上で最初に聞く最もポピュラーな質問であると思います。
ちなみに、車社会の地方では、この他に「車、何乗ってんの?」も良く聞かれますよね。


一般的には、選んだカードが上に上がってくるアンビシャスカードや、3枚のカードを裏返して少しシャッフルしただけで場所が追えなくなるスリーカードモンテあたりが回答数が多く、たまに変わった人だと、首が手元に落ちるハロウィンヘッドなんかを挙げる人もいるかと思うんですけどね。

他には、「セカンドディールです」みたいに、マジックじゃなくてイカサマを答えたりする人もいたりしてね。こいつとは絶対カードゲームしたくない、みたいに思うわけですけど。





そんな中で、私自身が好きなマジックとして回答しているのは




マッスルパス です。







もうね、名前の響きが最高ですよね。マッスルパス。屈強なボディビルダーが何かを手渡ししてくるイメージしか思い浮かびません。



まぁ、当然ですが、手渡されるのはプロテインでしょう。間違いない。
右手にプロティン、左手はマッスルポーズで、笑顔でパスしてくるはずです。



だいたい、マジックの名前で「マッスル」はダメですよね。
どう考えても力技としか思えないやつに決まってますよね。名前の時点で種がバレてる。




そういう意味ではマッスルパスも力技だったりするんですけどね。
ちなみに、マッスルパスは若干マイナーなマジック(技法?)に分類されると思うので、もしかしたら知らない人がいるかもしれないので一応、動画を貼っておきます。

 



 

 

うむ




シンプル イズ ベスト!!








シンプル イズ マッスル!!
(発音的には「シンプルィズ マソー!!」)

 




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人々は、宇宙空間・物理的法則も含めた自然科学の普遍性に対し、自分自身の力ではどうすることもできない無力さを感じながらも、一方でそれを超越したい、支配したいという決して叶わぬ願望を抱くのであります。

それが、人の心理なのです。

 


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内田有紀、今でも美人だな」みたいに思う心の奥底には、「時間が経つにつれ 人は老いていく」という決してあらがうことができない普遍的な自然現象に対し、悠然と立ち向かっているように見える内田有紀アンチエイジングっぷりに無意識のうちに羨望の気持ちが抱かれているわけです。

ただ単に綺麗な人を見て、脳の視床下部にある“性欲中枢”が刺激されているとかそういうことではないのであります。「内田有紀=自然の超越」なのであります。

 

 

 

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マッスルパスも同じことが言えます。


重力と言う自然科学を真っ向から否定する現象が眼の前で起きるわけで、その現象の雄大さは、正に人間が切望する自然の超越の体現そのものです。

マッスルパスを見ていると、この世の中で普遍的なものなどないのではないか、自分の考えているこの世で絶対的と思われているものが、こんなにもあやふやで不確かなものであるならば、包茎男子がめちゃくちゃモテる時代がくるということだって誰も否定ができないのではないか、そんなふうに思えてくるのです。
もしかしたら明日にでもその時代が到来するのではないか、マッスルパスを見ていると、そんな期待感すらこみ上げてきます。


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えーと、はてな今週のお題に初めて投稿してみようと思ったんですけど、特にハロウィンで書きたいこともないので、まぁ、とりあえず文章のどっかに「ハロウィン」が入っていれば許されるんじゃないかと思って、ここまでテキトーに書いてみたんですけどね。


なんだよ、シンプル イズ マッスルって。

さすがにテキトーが過ぎる気がするんですけど、思いついてしまったんだから書くしかないよね。ブロガーだもの。

 

 

さーて、銭湯でも行って、ズルムケの仮装でもしてくるかな。

「ポイントカードはお持ちでしょうか」問題を斬る

コンビニや家電量販店などで買い物をする際、レジで下記のようなやり取りをすることがある。


「ポイントカードはお持ちでしょうか?」

「あっ、ないです」

「失礼しました」


私は財布を整理整頓するのが極端に苦手なため(あと、ピロートークも苦手)、ポイントカードとレシートとキャバ嬢の名刺は極力もらわないようにしている。そのため、上記のやり取りをする機会が多いのだが、このやり取りがどうにも納得いかないのである。
この一連の会話の中で、そこはかとなく感じる不自然さに、いつも居心地の悪さを感じてしまう。


この店員は何も失礼な行為などしていないはずで、それにも関わらず謝罪の言葉を発するのはおかしいように思うのだ。
謝るということは、少なくとも店員は私が何か不利益を被ったと考えたために、店を代表して謝罪をしたのだと思うが、逆に私はたかだかポイントカードひとつでそこまで気苦労をかけさせてしまったことに対して自責の念にかられるのである。
そして、いつも「悪いのは この歪んだ資本主義社会で、あんたは決して悪くない」と心の中で店員をフォローするのである。



実際、この一連のやり取りの中で、店員はどういう気持ちでいるのであろうか?


「(ポイントカード全盛時代にまさかポイントカードを所持していないってことは通常あり得ないが、この客は見たところ冴えない顔してるし、時代に乗り遅れて生きていそうな情弱っぽい雰囲気がするから、持っていない確率が相当高そうな気がするな…)ポイントカードはお持ちでしょうか?」

「あっ、ないです」

「(あちゃーやっぱりかー、そうだろうと思ったわ。この覇気の無さ、精気が感じられない顔、服装のダサさは完全に持ってない側の人間だわ。たぶん、精子も薄いぞ、コイツ。カルピスだぞ、カルピス。アダ名は精子 薄男だな。あー、いくらアルバイトとは言え俺も金もらってレジ打ちをしている以上はプロなんだから、そこは顔と雰囲気で察してあげて、何も聞かずにそのままレジ打つべきだったな) 失礼しました」


こんな感じであろうか?
そうなら、もっと全力で謝れ。目を見て謝れ。そして謝り方も「大変に申し訳ございませんでした」に変えろ。なんなら、店長もしくはオーナーを同席させて謝れ。




ただ、例え店員が 内心そこまで酷いことを思っていたとしても、相手の心の声が分かるわけではないので、やはり謝る必要はないように思う。


では店員は、どう対応するべきなのか・・・?



「ポイントカードはお持ちでしょうか?」

「あっ、ないです」

「でしょうね 笑」

 



 


お前、さっきの店員だろ!

謝らなくていいと言ったら、持ち前の常に人を見下す性格を全開に出してきやがって。
お前、絶対自分以外の人間はみんなバカだと決めつけてて、ちょっと起業セミナーに参加したことがあるってだけで、自分は特別に選ばれた人間だと思ってるタイプだろ。あと、ツイッターのフォロワー集めに躍起になってるタイプだろ。
マジでお前、本部に直接クレーム入れてやるから……

ん?本部ってなんだ?


危うく、存在しない本部に、存在しない店員のクレームを入れるところであった。そんなエクストリームクレームを実行していたら、電車内で一人で喚き散らすおじさんへの道まっしぐらである。




うーん、これは思った以上に難しい問題のようである。

 

 

まぁ、普通に考えたら、

 

「ポイントカードはお持ちでしょうか?」

「あっ、ないです」

「無料でお作りできますので、必要でしたらお申し付けください」


これが、限りなく正解に近いであろう。
客がポイントカードを持っていない場合、作ることをお勧めしつつ、無理強いはしない雰囲気で対応するのがベストな対応だと思う。



ただし、長い…。
客がポイントカードを持っていない場合、毎回これを言うわけなので、もう少しスマートにしたい。



「ポイントカードはお持ちでしょうか?」

「あっ、ないです」

「欲しかったら言ってね!」


せめて、これくらいに縮めるべきであろう。


しかし、これでは いかんせんフランクすぎる。
お前は、家でまったりデートの最中に、一人でポッキー食べ始めた彼女か。
付き合って半年以上経ち、お互いに気を使わない期間に突入し始めたカップル同士の会話か。


あぁ、あの頃に戻りたい・・・(遠い目)







うーん、謝らないでスマートに対応するは、思った以上に難しい。
(というか、もう考えるのが面倒くさくなってきた)



そもそも、無理に会話の形にするからよくないのではないだろうか。
店員の一言で完結させる対応にすれば、客側は一切喋らなくて済むはずである。


「ポイントカードをお持ちでしたら、今から30秒以内にお出しください。いち、に、さん…」



これは明らかに違う。

店員側の負担が大きすぎるし、こんな店には二度と行きたくない。



もういっそのこと、こちらが黙らせてしまう手段に出てみるか。


「ポイントカードは……ぁんぅ!」

美和子が男性客に話しかけようとした その刹那、男からの突然の接吻によってそれ以上の会話を遮られた。


「んっ……ふぅん……んっ…」
(やだ、この人……上手い)

美和子の唇に優しく触れ、時に激しく吸い付く 男の唇の滑らかな動きに、美和子の身体は自然と脱力していく。


「んっ……!」

まるで身体に力が入らなくなるのを見計らっていたかのように、男の舌が口の中に入り込んでくる。
口内で舌と舌が触れた瞬間、全身に痺れが走り、美和子は口内にねじ込まれた怪しく動く異物に対し全く抵抗ができなかった。


「ンッ……ぅんッ……」

吐息の激しさが自然と増してくる。


唾液と粘膜がねっとりと絡み合い、静かな店内にはピチャピチャと淫らな音が響き渡る。
美和子の表情は、次第に恍惚の色が帯びたものへと変化していく。美和子は、自身の秘部を中心に全身が火照っていくのをはっきりと感じとった。
そうした美和子の変化とはお構いなしに男の舌は、美和子の弱いポイントを的確に攻めてくる。







そう、男はポイントカードを持っていないのに、ポイントをつける男だったのである。






おあとがよろしいようで













大丈夫、何もよろしくないのは分かっている。
あと、設定が色々とおかしいのもわかっている。(レジのカウンターどこ行った)
そして、なにより私の頭が弱いことも十分に理解している。




しかし、安心して欲しい。
実はこの記事を書いてる途中で、一旦書くのを中断してローソンで買い物をしたのだが、そこで普通に正解に出くわした。



最初の商品のバーコードを読む前に
「ポイントカードお持ちでしたらお出しください」


全ての商品のレジを通し終え
「お会計、◯◯円になります」


袋詰め開始
袋詰め中に、客(私)がお金をトレーに乗せる
袋詰めを終え、現金を受け取ったところで
「ポイントカードはよろしかったでしょうか?」


「あっ、はい」


間髪入れずに
「◯◯円お預かり致しましたので、◯◯円のお返しになります。ありがとうございましたー」





おぉ、なんてスマートな…。

店員のあまりにスマートすぎる対応に、思わず私の秘唇から甘美な蜜が滴り落ちた……。
※だいぶ気に入ってしまった模様


ポイントカードを持っているかどうかを質問形式にするのではなく、最初にあれば出すように促しておき、会計時に出さないことに対して確認の形をとることで、客側の返答は最小限で済むのである。よって、客に手間をとらせているわけではないので、店員も謝罪する必要がなくなっているのである。正に完璧と呼べる解決方法が存在していた。


そして、よくよく考えたら最近はこの対応が多い気がしてきた。むしろ謝罪パターンを使っている店員は、ほとんどいなくなっているのではないだろうか。



つまり、今回の記事は、世間一般ではほぼ解決されつつある問題に対し、今さら問題提議をした挙句、既に最適解が浸透しているにも関わらずトンチンカンな解決法をいくつも提示し、挙句の果てに読者に出来の悪い官能小説を読ませるという、本当にどうしようもない記事というわけであった。ここまで3200文字、ひとつ残らず全てがゴミである。





  店長「大変に申し訳ございませんでした」
吉田粘土「大変に申し訳ございませんでした」

子供がいて本当に良かったと思えた体験談【父親になることのメリットとは】

子供を育てるということは、経済的な負担を強いられるだけでなく、自分の自由になる時間を大きく削られるというデメリットがあり、そのために敢えて子供を授からない選択肢を選ぶ夫婦もいるようである。
私はそういった夫婦の考え方を否定するつもりはないし、否定する権利もないと思っている。だが、他方で経済観念的な視点で見た場合、人口減少が続くと現在の日本の社会システムの維持が難しくなり、社会的便益が減少することが予想されるため、子供を授からないという考え方が主流になるのは困ると感じているのもまた事実である。



そんな中で、先日、子供がいたことで非常に大きなメリットを享受できた出来事があったので、今回はその体験談をここに記すことで、現在、子供がいない方(特に男性)にひとつの判断材料を提供したいと思う。
そして、あわよくば子供を授かるかどうか迷いっている読者の方が、この記事を読むことで将来子供を授かりたいという気持ちに傾いてもらえれば、これ幸いである。
(逆にもう子供を授からないと決めていて、子供がいた方がいいという言説に極度に拒否反応を示す方は、この先の文面は読まないことをお勧めする)





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ゴミクズのような父親とその息子の間に起きた奇跡の物語とは・・・。




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奇跡体験、アンビリバボー。




先日、5歳になる長男とコンビニに行った帰り道、近所の公立高校が文化祭を開催していた。
手作りののぼりや手作りのアーチに彩られた華やかな学校の雰囲気に、息子も何かいつもと違う空気を感じ取ったようである。


少し先を歩いていた息子は校門の前で足を止め、振り返り、私にお祭りなのかと聞いてきた。
私が、高校生のお祭りであることを告げた次の瞬間に、息子はやや食い気味で「行きたい!」と かなり強めに自身の要望を突きつけてきたのである。






学舎(まなびや)の中に足を踏み入れ、女子高生たちがたわむれている輪の中に入り込む…。





しかも合法的に……。







入りたい………。

息子と同じくらい私も中に入りたい、いや、息子以上に私の方が入りたい気持ちが強いはずである。



ただ、30代半ばのおっさん(もう少し詳しく書くと、ネット上に卑猥な文書を撒き散らすことを趣味にしている30代半ばのおっさん)が、いくら文化祭とは言え、縁もゆかりもない高校の校舎内に立ち入ることは社会通念上で大きな問題があることは想像に難くない。


そのあたりの大人の事情を、どう息子に伝えるべきかと逡巡していたそのとき、奇跡が起きたのである。
校門の前に立っていた生徒会の腕章をした女子生徒が、あろうことか「どうぞ、一般の方も入れますよ」と招き入れたのである。


校門の前で怪しげに立っている30代半ばのおっさん(もう少し詳しく書くと、決して毛深くないが、乳輪にはおびただしい毛が生えているという身体的特徴を持つ気持ち悪い30代半ばのおっさん)に対して、女子生徒自らが高校の校舎内に招き入れたのである。


一瞬、私の陰茎のサイズと、亀頭を優しく包み込む包皮の様子から女子生徒は私をおっさんではなく中学生と判断したのかと思ったが、よくよく考えると私はその日に限ってはしっかりと服を着ていたので、女子生徒に邪眼の力でもない限り、それは絶対に有り得ないはずである。彼女は、私を30代半ばのおっさんとして認識しているはずであった。


改めてその女子生徒を見てみると、その目線は私ではなく私の息子に向けられていた。
この流れでこう書くと大変紛らわしいので、念のため書いておくと、ここで言う息子とはチンポの隠語としての息子ではなく、民法上で定められた1親等直系卑属の男子としての息子であり、文化祭に行きたいアピールを必死にする私の子供のことである。



そう。息子がいたおかげで私は「不審者のおっさん」から「優しそうなお父さん」へと変貌を遂げたのである。そして、堂々と校舎内に入ることが許されたのである。

初代バイオハザードで途中で六角レンチ(六角クランク)を拾わないと先に進めないステージがあるように、30歳過ぎたおっさんが高校の文化祭というボーナスステージに突入するためには人生の途中で子供をゲットしておく必要があったのである。




中での様子を詳細に書いていくとあと3000文字ほど必要になるため、今回は大幅に省略するが、一言で言ってまさに 至福の一時 であった。周りを見れば、女子高生、女子高生、女子高生という正に女子高生の曼荼羅というべき神秘な宇宙空間に30代半ばのおっさんという邪教徒が紛れ込んでいながら、誰一人として私に不審な眼差しを向ける者がいないのである。


縁日、フロート屋さんを出店していた2クラスにお邪魔させてもらったが、本来であれば女子生徒達から汚物を見るような視線を向けられてもいいはずが、いずれのクラスでも女子生徒達からは近所の子連れのお父さんとして対応してもらえたのである。こちらは目をハートマークにして、半勃起しているにも関わらずだ。
ドラクエ6でゴスペルリングを装備しているとモンスターが襲ってこないが如く、息子という装備品によって、30代半ばのおっさんが高校内を自由に闊歩できたのである。(ただ この場合、どちらかというと私の方がモンスターに近いように思うが)





子供を育てることは確かに大変な苦労を伴う。

しかし、子供がいるから大変な思いをすることがある一方で、子供がいるからこそ享受できる幸せな体験というものがある。

「不審者扱いされずに高校の文化祭に参加できる」

例えば、こんな奇跡を起こしてくれるのだから、やはり私は子供がいて良かったと心底思う。





文化祭からの帰り道、また私の前をさっさと歩く元気な息子の背中に向けて、私は

「生まれてきてくれて有難う」

そう呟いていた。