平日の昼のゆで太郎をレストランか何かと勘違いている奴の話
たまに、昼休みに会社の近くにある「ゆで太郎」に行くんですよ。
関西の人には馴染みがないかもしれませんが、日本の蕎麦屋で店舗数ナンバー1のお店です。
んで、その ゆで太郎で昨日もそんな感じの客がいたんですけど・・・、
昼のゆで太郎をレストランか何かと勘違いしてる奴っていますよね?
自分、そういう勘違い甚だしい客が許せないんですわ。ちなみに、昨日見かけた勘違いした客はOL2組だったんですどね。
このブログは、基本的に他人の批判や悪口は書かずに、自分自身に罵詈雑言を浴びせるスタイルでやってきましたけど、ゆで太郎を舐めてる奴だけは例外です。
ゆで太郎舐めてる奴は、200文字以下の短い何の面白みもない日記(ポエム)を毎日更新しているようなブロガーと合わせて、このブログにおける仮想敵国です。
だいたい、昼にゆで太郎にくる客で、食事しにきている人間なんていないじゃないですか。
みんな単なる燃料補給にきているわけで、つまり昼のゆで太郎はF1におけるピットエリアなんですよ。
我々、サーキットのオオカミは、さっと補給して再び走り出すために、食事の時間をコンマ何秒削りたいと思ってるから、ゆで太郎を選択するわけじゃないですか。
ゆっくり食事したいなら、ファミレスに行けばいいわけですからね。
例えば、我々、ユデタリストからすると、箱根駅伝の東洋大のスローガン「1秒を削り出せ」とか聞いても、1秒って単位大きいなとか思うわけですよ。
トヨタの改善レベルで、時間と勝負していますからね。海外ではKAIZENとか言われてますけど、そのうちYUDETAROとか言われると思います。
そんなコンマ何秒で凌ぎを削っているフィールドでさ、
食券機の前で
「えー何にしよー」
じゃねーだろ!!アホか!!
このOL2組は、その一瞬の判断の遅れによって、後ろに並んでいる(後方車両の)私の時間も奪っているという、いわば巻き込み事故を起こしていることに全く気が付いていないわけです。
こっちは、二人がどくやいなや、ロスした分の時間を取り戻そうと、「かけ」「大盛券」「単品ワカメ」のボタンを流れるように押していくわけです。
食券機左側にある「かけ」を左手で押すと同時に食券機右側にある「大盛券」「単品ワカメ」を右手で押すわけです。その洗練された無駄のない動きこそYUDETAROなんですよ。ドゥーユーアンダースタン?
そして、私は店員のおばちゃんに食券を渡すと同時に間髪入れずに「そばで!」と伝えながら、「前のOL2組、ゆで太郎を完全に舐めてるな。典型的な、昼のゆで太郎をレストランか何かと勘違いしているタイプだな」と思いながら、険しい顔で席についたんですね。
もうね、さっき昼のゆで太郎はピットエリアだって言いましたけど、やっぱりそんな生易しいもんじゃないですわ。昼のゆで太郎って言ったら、もう戦場です。
最前線で戦っている兵隊が、兵站から支給された食料を口からかきこむのと全く同じ光景がそこにはあるわけですからね。
ゆで太郎には戦う兵士が集っているわけです。
食券を渡して自分の蕎麦を待っている時間も、当然、戦場にいるわけですからね。神経が研ぎ澄まされた極限の緊張状態のまま、番号を呼ぶ店員のおばちゃんの声だけに集中するのが一般的なユデタリストですよ。
TOEICのリスニングでもそんなに集中して聞いてないだろってくらいに、全神経を耳に集中させて、自分が164番だったら「ひゃくろくじゅうよ」のタイミングでダッシュするんです。
それが、ゆで太郎で蕎麦を食べるってことじゃないですか。
その ゆで太郎で、
例のOL2組…、
お喋りしてて番号呼ばれてるの気付かないとか、ホントに有り得ないから!!
ゆで太郎は戦場だって理論からすると、戦場で支給される食料は、いわば天皇陛下から支給されたものと言っても過言ではないわけですから、そのロジックで言ったら、ゆで太郎の蕎麦は恩賜なわけですよ。
その陛下からの恩賜を賜るのに、お友達とお喋りしてて気付かないって非国民以外の何物でもないわけですよ。不敬極まりないッ!憲兵隊に突き出したろか!!
そして、OL2組は食事するときも、案の定ランチミーティング始めるわけですよ。
「いくらなんでも、西田主任のあの言い方はないよねー、スズズッ」
「確かに、ちょっと酷いよねー、ズズズッ」
じゃねーよ!!
…えっ?
お前も人の会話聞いてないで、早く食えって?
あっ、いや、私、猫舌なんで熱い蕎麦とか直ぐに食べられないんです。
ツユが冷めるの待ってる間に、OL2組のお喋りが聞こえて…。
えっ?冷めるの待つのは大幅なタイムロスだから、ユデタリストとして失格じゃないかって?
それで、何秒損してるんだって?
コンマ何秒削りたいなら、猫舌が無理して熱い蕎麦を頼むなよって?
それでよくOLのこと偉そうに批判できるなって?
……。
ユデタリストなんかねーよ!
エロタレストみたいに言ってんじゃねーよ!!
ゆで太郎は、手軽な価格で、いつでも「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」の本物の美味しいお蕎麦を楽しめるお店であって、そこには蕎麦を楽しむ人の笑顔で溢れており、決して戦場などという雰囲気ではありません。
そば粉も5割を超えているので、そば粉の割合を思っ切り落として原価率下げているそこら辺の立ち食いそばなんかより全然美味しい蕎麦を食べられるので、お客さんはみんな純粋に味を堪能しに来店しており、それを燃料補給と表現するのは間違っております。
そんなに殺伐とした店に行きたいなら、ラーメン二郎に行ってください。ユデタリストは実在しませんが、ジロリアンは実在すると思うんで。
そんなわけで、暑いのと腹減ってるので、ちょっとイライラしてたんですけど、ゆで太郎で美味しいお蕎麦を食べたら、いつもの優しい吉田粘土さんに戻りました って今日はそんな話でした。