おっとっと冬だぜ

広義の意味では日記だが、狭義的にはゴミ置き場

人はなぜ、その土地にちなんだ進物によって かも苦しむものなのか・・・

昨日、おとといとキャバクラまつわる超大作を書いてきたので、今日はさすがにキャバクラとは違う話題を書こうと決意していたんですけど、読者登録してるホステスさんの記事が面白くて、無意識的にそのブログの言及記事を1000文字くらい書いたところで

「はっ!今日はキャバクラについて書かないって決めてたのに!」

みたいになりまして、慌ててお蔵入りさせました。ちなみに、昨日のキャバクラの話は7000文字超えてましたし、ここまで来るともう病気ですね。



病名は「キャバクラについて語りたい病」です。




さてさて、精神的な病気と言えば、私は以前にイップスになったことがあります。

イップスウィキペディアの冒頭にはこんな風に載ってます。

イップス (yips) は、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のことである。
本来はゴルフの分野で用いられ始めた言葉だが、現在ではスポーツ全般で使われるようになっている。


ちなみに実例で言うと、ゴルフのパターが有名ですね。ボールがホールまで何メートルもない位置でのパットで、普通に打ったらビギナーでも100発100中の簡単なパットを外してしまうというアレです。
しかも、1度きりではなく、それがずっと続いてしまうやつですね。



私の知り合いに高校野球をガチでやっていた友人がいまして、彼はキャッチャーだったのですが、イップスで投手への返球がちゃんと投げられなくなったそうです。


彼は、プロ野球選手も輩出している強豪校で、2年生の時に2番手キャッチャーになるほどの実力があり、ブルペンで3年生の球を受ける機会も多かったそうです。
ただ、その3年生投手の中に、返球したときに捕りやすい球が来ないと、明らかに嫌な顔をする先輩がいたらしいんですね。


彼は、その先輩の態度が怖くて、いろいろ気にしているうちに、返球イップスになってしまったそうです。
キャッチャーとして本塁から2塁ベースまでの送球は問題ないし、キャッチボールもできるのに、本塁でウンコ座りしたままピッチャーに投げる作業ができなくなってしまったそうです。



このように、普通の人にとっては何でもない動作ができなくなってしまうのがイップスですね。




そして、私のイップスですが、私は お土産イップス になりました。
恐らく、現在進行形で患っているものと思われます。



私が以前に勤めていた会社は、1~2ヶ月間に1度は泊りがけの出張があり、全国規模の会社だったために主要な都市はだいたい出張で行かせてもらいました。
そして、我が家では私が出張に行ったら、嫁さんにお土産のお菓子を買って帰るのが慣例化されていたんです。



ところが、お土産を買ってきても、嫁さんに喜んで貰えることが意外と少なくて、

「あんまり美味しくない」

「こういうの食べたい気分じゃないんだよねー」

みたいなことを言われることが多かったんです。

ひどい時には、「なんでこんなの買ってきたの?」みたいなことを言われるんですね。




じゃあ、買わなきゃいいじゃんって思うかもしれませんが、買わないと

「えー、何にもお土産ないの?」

みたいに言ってきますからね。

うちの嫁を舐めたらダメです。

末っ子、恐るべしです。





出張先が北海道とかだといいんですよ。ある程度、ウケがいいお土産が複数揃っているので、悩むことはないんです。
問題は、新幹線は止まるけど、駅が小さいところが厄介なんですね。姫路とか最悪でしたね。

あと、大都市なのに大阪も最悪ソース味のお菓子ばっか売ってんじゃねーよって。飲食店はどこも安くて美味しいんですけどね。

(ちなみに、これは数年前の話なので、今は大阪にも姫路にも素晴らしいお土産があるかもしれません)




そりゃあ、ネットのお土産紹介くらい見ますよ。ググりまくりです。
でも、ネットで「美味しい」とか「これが評判」とか 書かれているもので、嫁査定がボロボロなお土産も大量にありましたからね。ネットを信用しちゃいけないんです。
だいたい、宇都宮の冷凍餃子が不味いって言われましたからね。
世間の認識をそのまま持ち込んだら痛い目をみます。




ただまぁ、こう言ったら業界の人に怒られるかもしれませんけど、お土産で売ってるお菓子なんてそんなにめちゃくちゃ美味しいものなんてないですからね。仕方ないと言えば仕方ないんです。




しかし、喜ばれるよりダメ出しのほうが多いと、だんだんお土産屋さんでお土産を選ぶのが苦痛になってくるんです。何を買ってもダメ出しされるネガティブなイメージしか湧いてこなくて、会計ができなくなってしまうんですね。




しかも、お土産選ぶときって、だいたい新幹線や飛行機の時間が決まってるので、イムリミットがあるじゃないですか。何を買うかのが正解なのか、制限時間内に選択しなくてはいけないのが またプレッシャーなわけです。
ってか、そもそも正解があるかどうかすら怪しいわけです。

あれ? お土産買うのって罰ゲームだっけ!?




だいたい、お土産って味とかそういう以前に、「小箱の中に2~3個入ってます」程度のものが全然なくて、最小単位で6個入りとかで、その6個入りレベルが用意されているお土産ですら、お土産全体の中ではそんなに多いわけでもなく、そういう限られた条件の中から、嫁さんにちょっと買っていく程度のものを選ぼうとすると、どんどん選択できる範囲が狭くなっていって、そんな中に本当に嫁さんが納得できるお土産が存在するかどうかは非常に怪しkjdkjそいだsだいづwqyはbうぇgzげwygsd。


みたいに、お土産屋で一人でパニック状態になるわけです。
そうこうしている間にどんどん時(とき)は刻まれていくのです。

 

 

 

 

 

 


主よ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まことの御言葉(みことば)を語りて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いざ真実の土産(みやげ)に光を照らしたまえ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その みひかりによって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弱き聖徒たらん我が身を導き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その大いなる輝きをもって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世に夜明けをもたらしたもう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我が身に、祝福の恵みを与えられしとき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

導きの光が射し込む そのお土産を

 

 

 

 

 

 

 

 

我、今こそ妻に捧げ祀らんものとする!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見えたッ!!!


これだーー!!!
 

 

 

 

 


みたいにして選んだ 高松のうどんスナック菓子なんかは、過去 最大級の酷評を受けましたからね



「どういうセンスしてたら、こんなお土産を買ってくるわけ!?」



え・・・、あっ・・・、いや・・・、その、主の光が・・・・・・



「はぁっ!?」



みたいなことが積み重なって、私はとうとうお土産イップスとなってしまったのです。




皆さんの中には、もしかしたら
駅や空港のお土産屋で 汗を垂らしながらブルブル震えて、白目を向いてる挙動不審な男性を見かけたことがある
という方がいらっしゃるかもしれませんが、恐らくその男性は私だと思います。

見かけたのが姫路駅だとしたら間違いなく私です。

1年間で3回、姫路に行ったときはホントに死ぬかと思いました。




当時、「お土産に苦しめられている人々を救いたい」みたいな宗教から勧誘されていたら、速攻で入信していた自信がありますね。
そして、教祖様の有難いお言葉が書かれたお札をお土産に買って帰って、嫁さんにブチギレられたはずです。
そのときには、「あー、やっぱり謎の聖水にしておけばよかったなー」ってなったでしょうね。




尚、最終的には、嫁さんにお土産を買うのが精神的にきついってことを素直に白状して、それ以降、我が家は買ってきて欲しいお土産を申告してもらう制度に変えました。

めでたし、めでたし。